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やぶ田ファーム

主要品種の栽培スケジュール

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Farmer Profile

やぶ田 秀行
(やぶた ひでゆき)

やぶ田 秀行

食品加工会社で20年程勤務した後、北海道十勝で有機農家として新規就農。2006年から農薬も肥料も使用せず、土壌も耕さない不耕起・自然栽培を開始。微生物と植物の関係を第一に考える農法で、約5ヘクタールの圃場で、年間50〜60品目の野菜や穀物を栽培している。

からだに良いこと、おいしいこと

 既存の食や農業、健康に対する問題意識を持ち、微生物と植物の調和を重視した、遣り過ぎない持続的な農業を展開されています。過去にはバイクレースで活躍するなどのクールな外見に、ご家族の話になると素敵な笑顔を見せてくれたやぶ田さんにお話を伺いました。

高島 勇志

担当:高島

ーーやぶ田ファームさんでは、どのくらいの面積の圃場で、年間何品種くらいのお野菜を栽培されているのでしょうか?

 約5ヘクタールの面積の畑で、今年は50〜60品種くらいのお野菜を不耕起自然栽培(無農薬・無肥料)で育てています。農作業は、妻や父にも手伝ってもらいながらやっています。

ーー就農される前はどのようなお仕事をされていたのでしょうか?

 お惣菜などをつくる食品加工関係の会社で20年ほど働いていました。やっていない仕事は経理くらいですかね。現場、商品開発、工場長、事業部長など一通り会社の仕事は全部やりました。その上で、役員になる手前まで来たときに・・・

本当にこのまま会社にいていいのかなと自問自答するようになりました。それが40歳を過ぎたくらいのことです。

ーー農業については、いつ頃からやってみたいと思われていたのでしょうか?

 一番最初は農業に興味を持ったのは19歳の頃でした。農業をしてみたいと思っていたのですが、大学を卒業した1980年頃は、農業を選択して果たして先があるのかというような時代で、農業の分野で自分はどのようなことが出来るのかという問いに対する解が見えておらず、一度就職をしてチャンスを伺おうと考え、食品会社へ就職しました。今考えると、それはそれで色々なことを勉強させてもらいましたし、結果的には、農業の中で自分が果たすべき役割りを認識できたという意味では、良かったかなと思っています。

ーー北海道を就農の地に選ばれた理由はなんでしょうか?

 人のご縁ですね。正直な所、農業が出来れば場所はどこでも良かったのですが、たまたま帯広の方でご縁があり、こちらで就農することに決めました。

ーーゼロベースから新規就農をされる方は、そうしたご縁がとても重要なのではないかと思います。就農されて初めは有機農業をされていたと伺いました。

 1998年頃から2005年までの約7年間、有機栽培で営農していました。有機農業をやってみると手が回らないと言うか、当時は人を2人ぐらい雇ってやっていましたが、毎日ヘトヘトになるまで苦労して、畑として利益は出ていたのですが、こんな形でやっても何の為にやっているのか分からなくなってきて。

ーー農園として利益をしっかりと出しながら回されていたのですね。

 肥料さえやればどんな作物でも大きくはなって育つので。ただ、人を使って、すごく苦労して畑を回してという毎日に、自分が理想とする営農の形ではないなと思っていたところに、自然栽培というやり方があるのを聞いて、自分でもやってみようと思ったのが、自然栽培に移行した一つの理由です。

 そしてなんといっても有機栽培と自然栽培の大きな違いは、肥料を使うかどうかということです。有機栽培というのは、化学肥料を使わない一方で、有機肥料を必要とします。さらに言うならば、有機JAS認証では、一部農薬の使用も認められています。

 作物としては、肥料をやればやるだけ作物が肥料分を吸って大きくなり、収量も上がるのですが、土にとって良いものかというと、自分個人的な意見だと非常によろしくないものだと思っています。

 さらに有機栽培は、草や病気に対して、除草剤や農薬を使わず、そうした(病害虫や草の繁殖)リスクを我慢しなければなりません。有機農家にとって草取りは本当に大変で・・・

農作業の9割が草取りになってしまいます。他方、農薬を使わないので、病害虫が来たらどうしようと常に怯えている状態なんですよ。

 じゃあ、自然栽培は何だって言うと、一言でいうなら、土の構造が違うだけなんです。この土は、理想の土です。水はけが良くて、水持ちが良い。でもそんな相反する性質を持った土を作ることは普通に考えれば不可能なんですが、それがどうしてこのようなっているかと言うと、微生物が繁殖する為に環境を作っただけなんですよ。

 ところが、人間が大地に鍬を入れた瞬間から、この微生物の環境がバラバラになって、(土が)単なる粒の寄せ集めになってしまうんです。そうすると、微生物は植物をケアしなくなるので、人間が肥料をやらなければいけなくなります。肥料も一度やってしまうと、微生物の存在は否定されます。要するに、肥料をやるので微生物は繁殖しなくて良い、必要ないという具合で。

ーー微生物が作る団粒構造が、肥料の投入により作られにくくなるということですね。

 肥料を一度やってしまうと元には戻りません。これは化成肥料でも、有機肥料でも同じことが起こるように考えています。草についても、一般的に「草を生やすと農作物が吸収するべき養分が取られてしまう」と言われていますが、私からすればそんなことはないと思っています。

 あるとすれば、草によって日光が遮断されるという問題です。そうなると作物も生育に影響がでてしまうので、草と作物を上手く共存させるような工夫が必要となりますが、必ずしも草をすべて排除してしまう必要はないんですよ。

ーー畑を耕さない不耕起栽培を行なわれているということでしょうか?

 はい、不耕起栽培です。今農業の課題としては、機械生産でより高い収量を追いかけ過ぎるあまり、土壌が酷使されて弱っているということです。結果として、肥料や農薬の多投、土壌の中でも機械の刃が届く範囲までしか土壌を活かすことができないというような状況が起こっています。

 そういう畑には、土壌中に非常に硬い、生物が全く存在できないような耕盤層という層が存在します。作物はこの耕盤層よりも下に根を伸ばすことができないんです。要するに、この耕盤層を壊す必要があるのですが、人為的に穴を掘り、疎水材となる草や藁を投入して埋め戻す方法と、緑肥などを栽培して自然界の力で土壌を復元していく方法があります。

ーー耕盤層が存在する土壌はすぐに回復するものなのでしょうか?

 植物を活用する方法であれば、半年もあれば回復しますし、人工的に耕盤層を壊す方法であれば、数日で改善していきます。

ーー無肥料栽培のポイントとなるのは、いかに土壌中の微生物と植物の関係を施肥前に戻してあげるかということですね。

 そういうことになります。植物の根と共存してくれる微生物や菌を共生菌というのですが、こうした土壌の微生物について、人間が分かっているのは1パーセントもないと言われています。以前、肥料をやると微生物がいなくなるとういう主旨の論文を発表した学者さんがいました。その方によると、肥料を人間が人工的にやることによって、植物に肥料を供給して共存していた微生物に対して繁殖をやめさせる司令物質を根から出す。言うなれば、肥料を与えるということは、植物を助けてくれているようなそうした微生物に対して、「君たちはもう繁殖する必要がない」と言っているようなことになるわけです。

ーーたしかに、土壌中には窒素固定を行なう窒素固定菌、リン酸を植物に供給する根粒菌など農作物の成長にとって非常に有益な微生物がたくさんいますが、そうした土壌中の仕組みについては、まだほとんど分かっていないという話を聞いたことがあります。

 人間も植物も微生物と共存しない限り生きていかれないと思っています。これは有名な話ですが、地球の歴史を1年間に凝縮して、元日に地球ができたと仮定した場合、微生物が生まれたのは3月5日くらいです。じゃあ動植物はどうかというと、動物が陸上に上がったのは11月22日、人類が誕生して農業が始まったり、近代史が始まったり、それらは全て、たった大晦日の11時30分以降の出来事なんですよね。

 何が言いたいかというと、微生物としては、それだけ長い期間、植物などと共存しながらやってきてたところに、人間が鍬を入れる訳ですね。植物は微生物とずっと共存していた。だから自然界の森や林もそうだし、本州だったら、家の庭に柿の木が植わっていたりするじゃないですか。肥料なんてもちろんあげていないし、葉っぱが落ちてもそのままにしている訳じゃない。

 じゃあ、次の年は実が成らないかというと実はちゃんと成るわけです。これらは、今の農学では説明出来ない。なぜ実がなるのかというと、土の中を見ると、根のところで微生物としっかり共存している。植物はそうしてこれまで何億年もやってきたわけなんですよ。

ーーその後、栽培を全て自然栽培に変えられたのでしょうか?

 最初は、自然栽培に対してもかなり半信半疑だったので、畑の片隅で少しだけ試してみただけでした。その結果を踏まえて、翌年から5ヘクタールの畑を全て自然栽培に移行した形ですね。

ーーよく自然栽培については、移行する2、3年は残肥(畑に残る肥料)が残っていてそれなりに収穫できるものの、その後(残肥の減少とともに)、収量が一旦大きく落ち込んでしまうという話をよく伺います。

 仰る通りで、はじめの数年間は、収量は徐々に落ちていきました。そのためヤマカワプログラム※という、光合成細菌や緑肥、堆肥などを使い、土壌中の微生物を繁殖させることで土壌を物理的にも化学的にも肥沃にしていく十勝発のプログラムを実践しながら、収量を回復させていきました。

 ※ 土の中の微生物を大切にし、自然の調和を取り戻すことで植物自身が本来の力を発揮するように整える北海道十勝発の農業プログラム。担子菌(きのこ)の研究者であった山川良一氏が提唱。

ーー経営的な視点から自然栽培を考えるといかがでしょうか?

 慣行栽培であれば、化成肥料や農薬を高いお金で農協や肥料屋さんから買わないといけないですし、機械や燃料にも大きな費用がかかります。さらには、人も雇わないといけないので、生産にかかるコストを賄うだけで非常に大変です。

 一方で、自然栽培は、初めに必要なビニールハウスなどの資材代はありますが、基本的には生産にかかる運転費用がほとんどゼロに近いんです。生産性を上げて損益分岐点を越えなければならないといった話もありますが、自分自身の人件費を除いて、損益分岐点は存在しません。だから無理な生産をする必要がなく、作物と丁寧に向き合った農業ができます。

ーーそもそも、やぶ田さんが慣行栽培(一般的な栽培方法)ではなく、有機農業や自然栽培に興味を持った理由について教えてください。

 僕が問題意識を持ったのが、疾病率の増加です。疾病率の増加というのは、要するに病気になる人が増加しているということなのですが、病気というのはあくまでも原因があって、その結果、たまたま病気という形で症状を発症しただけなんですよ。中でも近年癌を煩う人がすごく多くなっていますが、じゃあ、「その原因は何ぞや?」というと、環境やストレスとかいった要因ももちろんあるけど、基本的には食べ物なんですよね。

 どういう食べ物が原因なのかというと「自然でないもの」なんです。本当に自然の食べ物を食べて生活をしていれば癌細胞は存在しますが、癌の発症はないはずなんです。例えば、元禄時代以前の日本には、癌なんて存在していないんです。

 もう一つ例をあげると、野生動物って病気にならないんですよ。怪我とか感染症はあるけども、基本的に病気にはなりません。ただ、仮に野生動物を家に連れて帰ってペットにしたら、病気にかかってしまうんですよ。それはなぜかというと、やっぱり一緒で、自然ではない食事、生活を与えてしまうからなんです。

ーー最近では、やっと食を見直すことによる予防医療という考え方が広がってきましたが、まだまだ食の重要性に対する一般の人たちの意識は高くないように思います。

 個人的には、現在の医療業界の仕組みが関係しているのではないかと思っています。例えば、日本では医療費が年間40兆越えているのですが、これは国家予算の半分です。今の医療というのは、言ってしまえば、病気を治すんじゃなくて、症状に対処するだけなんですね。そうなると、処方箋を書いて投薬すればお医者さんも製薬業界も儲かる仕組みになっているんですよ。これは要するに、病気が世の中から無くってしまったら彼らは逆に困るわけです。

ーー本末転倒のような状況が起きているということですね。

 世の中の構造はそうなっていて仕方がない。その上で、じゃぁ自分達はどうしたら良いかと考えたときに、地道にまずは小さく活動をしていくしかないなと。マイノリティはマイノリティでしょうがないから、マイノリティなりに点を増やしていくことが大切だと思っています。

ーーやぶ田さんが思う農業の魅力や面白さについて教えてください?

 そもそも農業を仕事として捉えていなくて、自分の生活そのものだと思っています。誰にも遠慮をする必要がないので、全くストレスもありません。仕事としては最高の仕事だと思いますし、生き方としても最高の在り方ではないのかなと思っています。

 あと、農業はものすごく可能性を持っている仕事だと思っていて、自然から大きくかけ離れてしまった現代社会は、中々昔のようには戻らないかと思いますが、もしそういう大きな方向性を作れるとしたらそれは農業しか無いんじゃないかなと思っています。特に自然栽培のことをより多くの方々が理解して頂けるようになってこれば・・・

社会も大きく変わっていくのではないかと考えています。

ーー持続可能な社会を実現するために、農業は大きな手段になるということですね。

 そうですね。あと自分が感じているのは、子どもたちを取り巻く食の問題です。こどもたちは自分で選択は出来ないので、家庭での食事についても親がしっかりと考えてあげる必要があります。学校でも、給食や教育など、子どもたちの未来を支える食の大切さに大人が気をつけてあげるべきことは多いと思っています。

ーーやぶ田さんが大切にされている価値観について教えてください。

 表現の仕方は色々あるけど、“得る事”よりも“与える事”に集中するようにしていますね。そうすると、自分を取り巻く社会が円滑に回るようになります。

ーー私は昨年の夏頃に初めて直接農家さんにお会いさせて頂いたのですが、食べる人のことや環境のこと、生物のことなどを真剣に考えられている方で、それまでの抱いていた農協や市場に出荷して終しまいという、無機質な感じの農家さん像と比べて、トリーで訪問させて頂く農家さんはどなたも皆さん人柄が他己的というか、そうした大らかな人柄や哲学はどこから来ているのだろうとかと思いました。

 それはやっぱり、普段から自然に近い立場でいるからじゃないかな。人間って、土地であったり、お金であったり、家であったり、何かしらを自分が持っていると思っているじゃないですか。でも、本当はそうしたモノには何も意味がなくて、この世の中に自分が持っているものなんて一つもないと自分は考えています。そうなれば、何かを取り合うとか、自分だけのものにしてようとか、そういう発想がそもそも無くなるんですよね。

ーー素晴らしい考え方ですね。農業に関しては、自分の代で新規就農して、有機農業や自然栽培を始められる方はたくさんいらっしゃるのですが、逆に、親子代々やられて来ているような農家さんにとっては、それまでの慣行栽培からの転換というのは中々大変なようです。

 それはかなり勇気がいると思いますよ。慣行栽培の市場流通の場合、既存の農業のあり方に疑問を持っていても中々変えられない仕組みになっています。特にここ十勝は(農業の生産から流通までの)システムが出来上がっていて、例えば、農協出荷をしている農家は、商品の代金などを前渡し金として受け取る代わりに、農協の指導のもとに生産計画を出して、承認を受けた上でお金を受取り、農協の指導に則った生産を実施します。

 若い世代の人でも、親の代からの農協との付き合いや、地元の親戚や知人、友人などが農協の職員として働くなど人間関係の面でも、既存の取組みを変えて、新しい取組みを始めることは難しいことだと思います。

ーーやぶ田さんが農業をされる上で大変だなと思うことや苦労されていることはありますか?

 あまり記事にならないかもしれないんだけど、苦労だと思うことは特にないですね(笑)

 慣行栽培はみんな大きな資本を投下する訳なので、それらを償却(支払う)ために常に高い損益分岐点(利益と費用がゼロとなる販売数量)を越える必要があるし、有機農家は有機農家で、全力で生え続ける草取りや、有機肥料の施肥にかなりの労力を強いられるので、大変だと思います。

ーー有機JAS認証を取得されている農家さんはまだまだ少ないと思うのですが、やぶ田ファームさんが認証を取得された理由について教えてください。

 単純に生産者としての義務だからですかね。有機JAS認証を取得していれば無農薬・無化学肥料による栽培であることは、第三者による客観的な評価になりますし、こちらとしても、何もない中で、ゼロから説明をする手間もなくなるので。

ーー無肥料の自然栽培をされている生産者さんだと、有機肥料や一部、認定された農薬を使用することができる有機JAS認証を取得されることを敬遠される方もいらっしゃるかと思います。

 その辺は全然気にはしていないですね。個人的に、本人ではなく、第三者による評価という部分が大切だと思っていて、認証を取らないよりは、取っている方が消費者にとっても信用ができる生産者さんだと判断しやすいのかなと思っています。

 日本で有機JAS認証を取得している生産者は、農業全体の1%未満だと言われています。十勝には、生産者が6,500軒ほどありますが、有機JAS認証を取得しているのは、20軒ちょっとです。無農薬・無化学肥料の農家さんでJASの認証を取得していないところが、60〜70軒くらいあると昔十勝総合振興局濃霧部の調査で聞いたことがあります。

ーー自然栽培のお野菜について、消費者の方へ知ってほしいことなどはありますか?

 まずは食べてみてふつうのお野菜、あるいは有機栽培の野菜と比べてどうかということを感じてもらいたいですね。努力はしていますが、やはり慣行栽培の野菜などと比べると(自然栽培の野菜は)見た目はどうしても劣ってしまうので・・・

 この間、知り合いにうちで作っている黒千石大豆という豆をあげたら、豆ご飯にして食べたみたいで、家族全員が「甘い!」「何これ?」みたいな話になったそうです。まずは一度食べてもらって野菜の味を五感で感じてもらいたいなと思いますね。

ーー農薬は地域によって散布回数や量が決められていると思うのですが、その範囲内であれば人体には影響がないのでしょうか?

 科学の基本は、安全か安全じゃないかを判定する場合に、例えばマウスを100匹とか使って、100日間の実験を行なう訳です。ただ、そうした実験では、急性の毒性しか分からないんですよ。じゃぁ人間がそんな短い期間しか生きないのかというと違いますよね。

 そうした農薬に慢性の毒性が有るのか無いのかと言うと、私はあると考えています。自然のものでない限りは、人にとっての慢性の毒性は何でもあるからです。まして、それが化学物質であったり、虫が死んだり、草が枯れたりするようなもので、人にのみ毒性がないというのはありえないと思います。

 じゃあ長期感に渡る慢性の毒性の試験はどうなるかというと、そもそも試験自体が行なわれないんですよ。おそらくやると色々とボロが出て来るからであって、医薬品でも長期の慢性的な毒性のテストは絶対に行なわれませんし、ましてやそれらを複合的に使った場合の長期間に渡る慢性テストが行なわれることもありません。

ーーやぶ田さんが今後目指される営農の姿について教えてください。

 畑としては、今はかなり良いところまでいっていると思っています。今京都の料亭で働いている息子がいるのですが、再来年にこっちへ帰ってくる予定なので、息子にも農業をやってもらおうと思っています。

ーー北海道へ戻って来てくれて、一緒に農業が出来るというのは嬉しいですね。

 孫も2人いるので嬉しいですね(笑)本当に可愛いです。農業やっていて、子どもの食の為に何かをしたいって余計に思うようになったのは、孫が生まれてきてからなんです。この子たちを不幸な目に合わせたくはないなと思って。

 本当に、まずは少しでも(食の実状や健康について)知って欲しいです。今では、ローカルラジオで自身の番組を持っているのですが、2週間に1度、1時間程の放送を6年間続けています。今、常識だと思われていることに対して、少しでも疑問を持ってもらえると良いなと思って続けています。