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白州郷牧場

主要品目の栽培スケジュール

1月2月 3月4月 5月6月 7月8月 9月10月 11月12月
にんにく
じゃがいも
人参
キュウリ
ミニトマト
ナス
ゴボウ
大根
ほうれん草
ブロッコリー
ピーマン

Farmer Profile

農業生産法人
白州郷牧場

白州郷牧場

1984年に代表である椎名が当時塾の生徒だった東京の子どもたちが自然と触れ合える機会をつくりたいと、白州の地に自然の体験学校を設立。以来、養鶏と耕作農業が互いに支えあう有畜複合スタイルの農業を展開。養鶏は鶏を出来るだけ健康に育てる平飼いで、耕作農業は農薬や化学肥料を使用しない有機JAS認証を全圃場にて取得し、安全で美味しい卵や野菜づくりに励む。

原点はこどもたち

 南アルプス甲斐駒ケ岳の綺麗な山水が流れる白州の地にて、子どもたちが自然を感じ、触れ合える場づくりを目指し、健康で生命力に溢れたこだわりの卵や有機野菜を栽培する白州郷牧場さん。子どもたちが安心して見て、食べて、体験できる循環型の農業を行う同牧場で生産・販売を担当される高草木さんに、営農のこだわりや理念についてお話を伺ってきました。

上村 聖季

担当:上村

ーー白州郷牧場をスタートされた経緯について教えてください。

 牧場の代表である椎名(しいな)が、牧場設立以前、東京で補習塾をやっており、当時は地方から東京へ出て来られたご家庭とかも多かったそうで、でも東京で育った子どもたちは自然に触れる機会が少なかったそうなのです。

 そこで夏休みなどに子どもたちと山登りやキャンプに行っていたそうです。その内・・・

子どもたちが自然とふれ合いに来れる拠点を作りたいということで、場所を探していたところ、ご縁がありここ白州の地に農場を作ったそうです。

ーーゼロからこの土地を開拓されたということでしょうか?

 流木を拾ったり、荒れ地を開いたりして鶏舎をたて,鶏500羽から始めたそうです。塾に通われていたお子さんの親御さんたちを中心に、牧場で育てた卵や野菜をご家庭にお届けすることから始まり、都市の消費者の方々との産直が広がり、鶏の数や畑の面積が増えていきました。

 子供たちの自然体験の活動は、春夏秋冬、GWの年5回ほど、お休みを利用して子どもたちが牧場に来て、農業や自然を体験できるような機会を提供しています。

ーー白州郷牧場さんが営農をされる上で大切にされていることは何でしょうか?

 子どもたちが来るので、畑でそのままかじっても大丈夫な安全な野菜を作ることを大切にしています。そのため、農薬や化学肥料は使用していません。それから、養鶏と耕作がそれぞれ支え合って、有畜複合で資源を循環させ、持続的で地域を汚さない農業に取り組んでいます。

ーーやはり原点は子どもたちなんですね。

ーーこれまでで苦労されたのはどのようなところでしょうか?

 鶏と野菜、野菜も多品目の野菜を育てているので、手間がかかる時期が重なってしまうと大変です。野菜を育てる上では、時期を逃さないようにするのが大事ですが、多品目の野菜を育てながら、変化する天候や自然に置いて行かれないようにするところです。

ーー多品目のお野菜を作るというのは、タイミングや栽培管理などが重要になるのでとても大変だと思います。現在はどのくらいの面積で畑作をされているのでしょうか?

 現在は、約7町歩の面積で30品目程のお野菜を作っています。品種でいうとさらにたくさんの種類のお野菜を作っています。

ーー全て有機JAS認証を受けた畑なのでしょうか?

 はい、全ての畑で有機JAS認証を取得しています。畑で大変なのは草の管理です。

ーー除草剤などを使用しない有機栽培でこれほど広い面積だとやはり大変ですよね。

 こういう山間地なので、土手の面積がすごく大きいんですよ。傾斜地にある田んぼや畑を維持するために土手があって、重要な役割を果たしてるんですけど、草の成長に追われています。

ーー土手の草刈りはどのようにされるのでしょうか?

 (人が持って操作する)草刈り機を使って刈っています。タイミングを外さず年に何度も刈らないとあっという間に草が高くなってしまいます。

ーー白州郷牧場さんでは、加工品づくりにも力を入れておられるとお聞きました。

 はい。。農場でとれた野菜をお漬物にしたり、麹から仕込む味噌、甘酒など、麹や発酵を中心にした加工品をつくっています。

ーー鶏は今何羽くらい飼われているのでしょうか?

 現在、全部で6千羽くらい飼っています。

ーー養鶏の方で大変なことはどのようなところでしょうか?

 鶏を健康に育てることを大切にしています。良質な水や餌で、なるべく自然に近い環境でのびのび育ってほしいので、季節や自然環境に合わせ世話をするようにしています。

ーー鶏をゲージの中に押し込めて卵を採る一般的な飼い方と比べて、手間は相当かかりそうですね。

 ですので、大量生産はできないですね。自然の光と風が入る広い鶏舎で、鶏の習性をいかして、放し飼いで元気に育つよう努めています。

ーー鶏の習性というのは具体的にどのようなものがあるのでしょうか?

 鶏たちは走るし、歩くし、羽ばたきます。エサを探すために、足で地面をかき回したり、くちばしで地面をつついたりします。天気の良い日には日向ぼっこをしますし、羽を清潔にするために『砂浴び』をします。鶏は結構高く飛びます。

ーー鶏って野生のものは結構木の上とかも登りますよね。

 そうですね。夜寝るときは木の上で休めるように、「止まり木」を置いてあげます。仲間と一緒に群れで育てるようにしています。そして、卵が産みたくなったら、自ら産卵箱に入って安心して卵を産みます。

 ただ自然に近くとはいえ、この地域は、夏は日中は暑くなるし、冬はすごく寒くなります。特に鶏は暑さが苦手ですので、なるべく自然を制御しないで、鶏に丈夫に育ってもらえるよう、より良い飼い方に改善していけるようにしています。

ーー一般的なスーパーの卵と比べた際に、白州郷牧場の卵はどのような特徴があるのでしょうか?

 お客さんからはよく卵独特の生臭さがなく、さっぱりとした味わいがありますねと言われます。あとは、お菓子を作るときに、泡立ちがしっかりしていると言っていただくこともあります。

ーーえさはどのようなものを与えているのでしょうか?

 鶏のエサには、農場の野菜や草、そして、米ぬかをベースにした発酵飼料を与えています。飼料のトウモロコシ・大豆は非遺伝子組み換えでポストハーベストフリーになっています。

 また、甲斐駒ケ岳に磨かれた清らかな水を飲み水として鶏たちに与えていることも大きいと思います。

ーー鶏の飼い方も今が必ずしも完成形ではないと言われましたが、今後皆さんが目指されている養鶏について教えて頂けますか?

 今は鶏舎を色々と工夫しています。水はけとか風通しとか、温度管理とか、まだまだ改善していけるところがたくさんあります。そして、将来的には、微生物が鶏の健康を守っているような養鶏にしていきたいという想いがあります。

ーー微生物が鶏の健康を守ると言うのは、具体的にどのようなイメージでしょうか?

 微生物の世界って色々な菌がいて、人と共生する菌も共生しない菌も拮抗しているので、病原菌だけが増えることは平常ではないそうです。バランスが偏った状態、病原菌が異常に増えた状態、病気ということです。そういう意味で、常に微生物のバランスが良い環境をつくってあげられるようにしていきたいと思っています。

ーー自然に即した面白い考え方ですね!

ーー一時期、鶏インフルエンザなんかが流行ったときには大変だったんじゃないですか?

 ウイルスを外から持ち込んでこないということに注意することとともに、鶏が病気にかからないように健康に、元気に育てるっていうところを大切にしています。

 人間にしても、インフルエンザが流行っていても・・・

健康状態でインフルエンザにかかる人とかからない人がいるじゃないですか。

ーーそれはすごく大切な考え方ですね!お野菜の栽培について、今後こういう風にしていきたいというようなことはありますか?

 天候や自然環境次第で供給が不安定になってしまうことがあるので。そうした部分で、自然としっかりと折り合いをつけながら、お野菜を待って頂いているお客様に安定してお届けできるようにしていきたいですね。

ーー高草木さんにとって、鶏を飼う魅力、作物を育てる魅力はどういうところでしょうか?

 鶏もお野菜もそうなんですけど、やっぱり自然が相手なので、予想をしていないことが起こるんですよね。それは良いこともあれば、悪いこともあるんですが。そういう意味では、終わりがないというか、毎日が創造的なところが私にとっての農業の魅力であり、楽しいところでもあります。

 手を掛ければ掛けた分だけ、返ってくるというか。鶏もお野菜もすごく可愛いですよ。

ーー私自身も会社経営していて、同じく次々と予想していないことばかり起きるのですが、大体が良くないことですね(笑)

 何事も前向きに捉えていきましょう!

ーーすでに前向き(楽観的)過ぎるのが問題なのかもしれませんね。

 素晴らしいです!

ーー消費者の方へ伝えたいことはありますか?

 食べものが体をつくっていくので、「食」を大切にしてほしいって思いがあります。

 食べ物の育てられ方や栽培の仕方が違うっていうのは、私達の体の一部になるっていう意味において、すごく重要だと思っています。エネルギーになれば良いって言う問題だけではないんじゃないかなって思っています。さらにはみんなで一緒に料理したり、楽しく食べることでより体も喜ぶのではないかと思います。