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まるなか農園

主要品目の栽培スケジュール

1月2月 3月4月 5月6月 7月8月 9月10月 11月12月
レモン
温州みかん

Farmer Profile

中本 彰弘
(なかもと あきひろ)

中本 彰弘

1975年、広島県呉市生まれ。20代はじめから広島や大阪で中華料理の料理人としての道を歩む。祖父の時代から代々続いてきた果樹園を父親から継ぐべく、2008年から呉市豊島にて就農。就農5年目には農薬を従来の栽培方法から5割以上削減する特別栽培農作物の認証を取得。家族は奥さんと息子さん2人。趣味は釣り。

笑顔が素敵なレモン農家さん

 瀬戸内海に位置する豊島で、無農薬レモンを中心とした柑橘類の栽培を、特別栽培の認証をとって農協にも出荷できる品質のモノを作っておられる中本さん。人と人との繋がりを大事に、安心安全なモノを広げていきたいと、照れながらも熱い想いを語ってくださいました。

高島 勇志

担当:高島

ーー代々農業をしていらっしゃったのですか?

 元々父が農業をしていて、平成20年から場所を受け継いで始めた感じですね。それまでは調理師として、天王寺や阿倍野で長く働いていました。こっちに戻ってきてからはずっと受け継いでやっています。

ーーお父さんの代は特別栽培ではなかったのですか?

 そうですね。特別栽培は私の代からでそれまでは慣行栽培でした。特別栽培としてレモンを2箇所と早生みかんを手始めにしています。私もまだまだで、3年目なので。

 レモン畑の1箇所は、初めて化学農薬不使用なんですよね。農薬かければ楽なんですけれどもね(笑)。私は農協の販売推進委員ですから農協には出すこともあって、初摘みは必ずと言っていいほど農協に出すんですよ。

 なので農協に出せる位のクオリティのモノは成っていますね。農協には世話になっているので、初摘みのモノを出させてもらっていて。あとは特別栽培の認証を受けているので、私の好きにさせて下さいねという具合ですね。

ーー農薬を減らした方法、特別栽培でやってみようと思ったきっかけは何だったのですか?

 きっかけは紹介があったんですよ。認証を受けることにお金もかからないし良いんじゃないのかって。最初は6割減とか、5割ギリギリだったんですけど、ある人から、農薬を使うか使わないかのどっちかだって言われて。それだったら無農薬だと思い始めました。

 なので今は、特別栽培でも無農薬(節減対象農薬/化学肥料:栽培期間中不使用)にしていってます。

ーー肥料はどうされていらっしゃるのですか?

 それぞれ与えているものが違っていて、塩水を使う人もいれば、ハバネロ使う人や唐辛子を使う人もいます。木酢とか竹酢とかその中にニンニクを入れたり、松ヤニは殺菌とかの効果があったり、柿渋は抗菌作用があったり。

 色々試していくうちに、何が効果があるかというのがわかっていき上手くいくようになりましたね。運が良かったのかもしれません、たまたま合ったのかもしれないですね。

 それでも、とりあえずやってみようと。やらないことには成果は出ず、進展はないからね。使えるものはとにかく試してみようと思いましたね。ある意味中華料理みたいなもんですよ(笑)

ーー現在の栽培方法のこだわりはございますか?

 栽培方法云々の話になるかもしれないですけど、農薬を使うなら使う。使わないなら使わない、ということですよ。農薬使うなら使うで綺麗なモノを作る。でも、使わなくても綺麗なモノが作れるじゃないですか。

 大量の農薬を使わなくてもできますよと。農協にも出荷できる品質のモノを作っていますよと。化学農薬使わなくても、品質上農協にも出荷できるんだということですね。なんというか一種の意地なんですよね。

 元々の出発点は、うちの園だけじゃ量が足りないので一緒にやりましょうと言えたらいいなっていうことがスタートなんです。「ウチだけじゃ量が足りないんですよ。一緒にやりましょうよ。特別栽培良いですよ。農協さんも気にしなくても大丈夫ですよ、認証取っているんならわかってくれますよ」っていう感じで広めていきたいですね。

ーー確かに、見た目がすごく綺麗ですね。

 うん、割と良いと思います。もう2回ほど収穫したので、ご覧頂いていたレモンは余り良いとは言えないかもしれないけれども、成績は良いと思います。自分で言うのはアレなんですけど(笑)

ーー農業をされてみて、どうですか?面白いですか?

 いやいや、忙しい毎日ですよ(笑)

ーー元々小さい頃から、自然が好きだったりお手伝いされたりしていたのですか?

 そうですね、よく手伝いはしていました。やっぱり農家の子供は昔から手伝いは付きものだと思います。まぁ何やっても大変ですけれども、百姓自体は苦にはならないですね。

ーー農業をしていて大変だったことや苦労したことはありますか?

 田舎のことですからね、なかなかわかって頂けないということはありますね。私の場合、他所からこの島に帰ってきて普通の仕方と違うことをやっていると言われてしまいます。

 農協に出さないで高く売れる所に持って行って個人で販売していると。そうではなくて、特別栽培における手間や努力によって商品の価値が上がるので、高くても買ってくださる方々がいらっしゃるのですよ、と伝えてはいるんですが、その辺がなかなかわかって頂けないんですよ。

 それは苦労というか、島国根性的な部分があるからなのか、少し寂しかったですね。わかって頂けないということは辛いですね。

ーーこの島では特別栽培は中本さんだけですか?

 私の他に特別栽培されている方は2人います。本島だと安芸に1人と大崎上島の方に1人いらっしゃいますね。

ーー特別栽培の世界へ誘って下さった方はどのような方ですか?

 専門学校の事務をされていた方なので元々パソコンとかには強い方で、定年退職後に特別栽培をされていらっしゃいます。当時私が島に帰ってきたばかりの頃から、「後継者後継者、がんばろうがんばろう」って言って勧められて、私も特別栽培を始めました。

 そのまま1年やって2年やってという具合で現在に至ります。例の農薬を使うか使わないかのどっちかだと言われたのもこの方で、それなら僕は農薬を使わない方向で行こうと思ったんです。

 もちろん農薬をかければ、見た目はすごく綺麗なモノがたくさんできると思いますが、私は私です。出来るだけ農薬を使わない方向を向きたいと思いました。

ーーそもそもその方向(農薬を使いたくない方向)に向いたのは何故ですか?

 例えば、農薬を6、7割減でレモンを作ったりしているんですけど、ある時「減農薬って農薬を使っているんでしょう?」って言われているのを聞きまして。それを言われてしまったら、何も言えなくなってしまって。

 何も言えなくなってしまうのなら、もっと農薬使わないで良いモノを作ってやろうと思いましたね。

ーー生き方やポリシーとかはありますか?

 生き方と言いますか、世の中は信頼関係で成り立っていると私は思っています。人との繋がり、人間関係を大事にしていきたいと考えています。結局は人と人とが繋がって物事が成り立っていくと思っていますね。

ーー今後こういう風な方向でやっていきたいというのはありますか?

 仲間ができれば良いですね。ウチだけじゃ足りないから一緒にやって下さいよって言えるような方向に向いていけたら良いなと思っています。

ーー消費者に伝えたいことはありますか?

 私が作っているモノは、自分のやりたいようにして出来た集大成なんですよね。実際に美味しく召し上がって頂けるように、努力しているという誠意が伝われば良いんじゃないでしょうか。

 だから消費者の方には損はさせませんよと。安心安全のモノを作りたいという気持ちももちろんありますが、自分が作りたいモノ、納得のいくモノを出したかった。それが消費者の方に喜んでもらえれば1番だと、私は思っています。